2007年8月5日日曜日

DAY 8 チャリでアンコールワット
















8月5日



予定では今日の朝、ここシエムリアプを発とうと思っていたが、もう一日延ばした。今朝は遅めにおきて、ホテルの自転車を借りて出発。次の町までのバスを扱っている代理店で明日朝のバスを手配する。朝ごはんは何を食べようか自転車をこぎながら自分の腹と相談するが、なかなか答えが出ない。そのまま町から出てしまい、朝ごはんを食べるタイミングを失った。北へ向けて自転車をこぐ。空はどんより曇り空。嫌な予感。少しずつ雨が降ってきた。スコールまではいかないが、長続きしそうなレベルの雨。周囲には青空も見えない。途中、木陰を見つけて雨宿り。バイクタクシーのドライバーも4,5人雨宿りしていた。そのうち1人のドライバーがこちへやって来て話を始めた。昼間はバイクタクシーの仕事をして、夕方から夜間学校に通い、将来はどこかの会社に入りたいと身の上話をしてきた。今日の天気予報を聞くと、やはり一日中雨だそうだ。チャリの選択失敗。でも引き返すのも面倒なので、そのまま行くことにする。雨宿りをしていた、すぐ目の前がこの町のキリングフィールドだった。そこはポル・ポト時代に虐殺された多くの人の遺骨を慰霊塔の中に安置しているところで、敷地内には当時収容所として使われていた建物もある。今は僧院になっており、僧侶の姿があちこちに見られる。このようなキリング・フィールドと呼ばれる場所はカンボジア各地に存在するそうだ。そこを後にして、雨の中、アンコールワットを目指す。4分くらいかかり到着。天気が悪いせいか一昨日来たときよりもはるかに人の数が少ない。入り口からゆっくりと写真を撮りながら中へと入っていく。やはり人がまばらで、とても落ち着いて見学することができた。中央の塔まで時間をかけてたどり着いた。中央の塔へは階段で登ることができるのだが、その階段が45度くらいある超ハードな代物だ。何度登っても足がすくむ。中央の塔に登ってみると、そこもほとんど観光客がおらず、初めてここへ来たときのように、ゆっくりと静かに時間をすごすことができた。たっぷりとアンコールワットを堪能した後、次はまたアンコール・トム内のバイヨンという寺院へ向かった。ここも人が少なく、ゆっくりと見学できた。雨だけど、今日はラッキー!一通り見て、いよいよこれら遺跡群ともしばらくのお別れ。次はいつ会えるのだろうか。アンコールワットを背に、町へ向けて自転車をこいだ。あっ、ご飯食べてない!時間はもう午後2時を過ぎていた。雨も振り続けている。疲れて、服もぬれて気持ちが悪いので、どこか綺麗で、冷房の効いているところを探す。昨日寄った、アンコールワット・クッキーを売っている店のカフェに入る。残念ながら食事のメニューはなかった。仕方ないので、スイカのシェイクを飲む。少し休んで、再スタート。なんとなくカレーが食べたくなったので町中でインド料理屋を探す。先日食べたところよりも質素な店を発見。ノンベジタリアンターリーを注文。ここのカレーはうまかった。豊平峡温泉には負けるが…。さて、これでこの町でのメニューは終了。いよいよ帰国の準備を始める。

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