2006年12月29日金曜日

DAY 7 ギリ・メノへGO!



















12/29(金)

8:00バリのデンパサール発ロンボク島行きの飛行機に乗る。小さなプロペラ飛行機だ。ロンボクのマタラムという町に降り立つ。すぐにタクシーを拾い、バンサル港へ。空港からは山を越えていく。熱帯の森を抜け、田園地帯を通り越し、山を越えていく。この辺の山にはサルが多いらしく、モンキーフォレストと呼ばれているそうだ。早速道端にサル発見。船着場から数百メートル離れたところでタクシーを降り、半ば強引にチドモと呼ばれている馬車に乗せられた。船着場でチドモを降り、インドネシア最初の目的地、ギリ・メノへのボートを探す。「ギリ」とは「島」のことで、ここロンボク島の北西に小さな島が3つ並んでおり、その真ん中がギリメノだ。3つの島のうち、一番西側にあるギリ・トゥラワンガンは、だいぶ観光地化されており訪れる人も多いようだが、今回俺は静かな楽園を求めていたのでギリ・メノを選んだ。ギリ・メノはまだまだ人も少なく、とても静かな島らしい。シャトルボートはすでに出発し、次の便まで数時間ある。パブリックボートは随時出発するが、20人ほど集まるまで待たないといけない。トゥラワンガン行きのボートならすぐに人が集まるが、メノ行きはなかなか集まらないようだ。そこで最後の選択肢は、「チャーターボート」。パブリックボートの2倍の料金だが、時間の節約のため、チャーターボートに乗ることにした。俺のチャーターのはずなのに、メノへ行く4~5人の人も一緒に乗ってきた。約25分で島に到着。来た~!想像通りの「ザ・南の島」だ。白砂のビーチ、海はエメラルドグリーン。マジでエメラルドグリーン!浜辺にはコテージが数件並んでいる。理想的なビーチだ。船着場近くのマリアス・チャイルドというコテージに宿泊することに。ただ、ここは今夜のみ。明日からは満室らしい。念願の南の島の浜辺のコテージ。キレイ好きの日本人にとっては決して快適とはいえないが、グッドシチュエーション!高床式のコテージのドアを開ければ、そこはすぐビーチ。玄関先はテラスになっていて、いすとテーブルが置いてある。早速ビーチを歩きながら、明日以降の宿を探す。ビーチ沿いには6~7件の宿があるがどれもコテージタイプ。全てのコテージを見せてもらって、最後に決めたのが、コンティキ・コテージ。予約を入れて、一安心。さーて何をしようか。・・・何もしない。何もすることがない。ま、それがここでの目的だったのでOK!予定通り!

2006年12月28日木曜日

Day6 インドネシア上陸







12/28(木)
今日はいよいよインドネシアへ向けて台湾を出発する。同僚たちともここでお別れ。また一人旅が始まる。朝4時少し前、まとめた荷物を背負い、まだ眠っている同僚達と別れ、ホテルを出発する。ベンツタクシーのドライバーはホテルの前に車を停めて寝て待っていた。散々料金をまけてしまったのに、こんなに忠実に尽くしてくれて感動した。6:20一路香港へ。


飛行機を乗り継ぎ、午後にバリに到着。雨季のバリは予想通り超蒸し暑い!とりあえず2万円ほど換金。レートは空港では1円が約73ルピア。つまり1460000ルピアになった。ここインドネシアの通貨はとにかく0が多い。この後慣れるまで、この0に散々悩まされた。


今回の旅の最初の目的地はバリ島の近くにある小さな島、ギリメノ。何があるというわけではなく、何も無い場所を求めていた。何も無い南の島でノンビリと年越しでもしよう、というのがねらい。とりあえずまだまだ明るいのでギリメノへ渡るために次の目的地ロンボク島まで行くことにする。フライトがあるか確かめたところ、次のフライトは夜7時。それで行ったとしても、夜のロンボク島に着き、それ以上先へは進めないだろうと思い、あきらめて明日の朝のチケットを買い、バリに一泊することにした。ガイドブックで安宿を探し、電話で予約を入れた。その安宿はバリのメインビーチであるクタビーチそばにあった。年末のこのシーズン、割引がなく200000ルピア。1月2日以降なら半額になるそうだ。部屋にはファンとホットシャワーが付いている。テレビもついてた。


シャワーを軽く浴びて、外を歩いてみた。ここはバリ島。まずはとにかくビーチへ出てみた。残念ながら雨季のこの時期、空は曇り模様。夕方なのにまだまだクタビーチは世界中の旅行者でいっぱいだった。ビーチ沿いには高級ホテル、カフェ、レストラン、サーフショップが並ぶ。現地のビーチボーイ達があちこちでたむろしている。腹が減ったので小路を入ったところにある静かなレストランへ入った。まずは迷わずナシゴレンを注文。この旅初のナシゴレン!美味かった。


コンビニで飲み物とお菓子を買い、部屋へ戻った。明日はいよいよギリメノ・・・。どんな島なのだろうか。ここに来るまでに、ネットで幾つかの旅行記を読んだが、どうやらとにかく静かで素朴な島らしい。無事にたどり着けるのだろうか・・・。

2006年12月27日水曜日

Day5 ノスタルジック台湾








12/27(水)本日は自由行動の日。志願者と共にノスタルジックツアーin台湾。メインはレトロな雰囲気が残る町「九份」。朝早くからホテルを出発して台北駅へ。列車で行くつもりが、俺の時刻表の読み間違いで、バスで行くことに変更。さらに、ちょっとした手違いで、バス一本で行けるところを3本も乗り継いでしまった。途中、乗り換えるバスがわからなかったり、バス停の場所側から無かったりと、かなり手こずった。でも親切な地元の人に助けてもらいながらなんとか、行き当たりばったりで九份に到着。こういうハプニングも旅の楽しみの一つだ。ここは海に面した山の中腹にある町で、町からの眺めも最高。台湾のどの旅行雑誌にも載っている有名な観光スポットだ。

町の中央付近にある階段道はとても趣がある。上の写真がそれだ。よくガイドブックで見る風景。お土産屋街を一通り見て、写真の坂の途中にあるレストランで中華ランチ。モダンな中国風の店内は雰囲気が最高!その雰囲気に後押しされてか注文した料理すべてが美味い。食後にもう一度町を散策しお土産を買う。ある店先で、クレープの皮の上に、ナッツの飴の塊をカンナで削ってできた飴の粉を散りばめ、そこにアイスクリームをのせて包んだクレープを買った。どう考えても食べる前から美味いことは間違いなし。実際食べてみても予想通りの美味しさ!ナッツの飴の粉がなんともステキ!

帰りはバス一本で台北市内まで帰ってきた。乗り換え無しで・・・。来た時のあの苦労はなんだったのか・・・。その後はマッサージチームと別れて、我々はディープ散策in台北ツアーへ。同僚達と合流する前にすでに一人で予習済みの台北最古のお寺、龍山寺を参拝し、ちょっと怪しい華西街夜市へ。アダルトグッズショップや毒蛇食堂などを横目に通り抜ける。その後は下町を行き当たりばったりに歩き彷徨った。途中、偶然立ち寄ったスーパーマーケットで皆はショッピング。なぜか「ミロ」の商品が各種豊富に揃っている。歩きつかれたのでそろそろ夕食会場へ。

夕食は、これまたクリスマスイブに一人で予習した茶芸館「竹里館」で台北最後の晩餐。マッサージチームとも合流し、仲間と過ごす最後のひと時。一人旅が多いけど、こうしてみんなとする旅というのもいいもんだ。食後は中国茶を堪能し、地下鉄でホテルへ戻った。

明日は早朝のフライトなので、今夜のうちに空港までの足を確保しておかなければならない。台湾に来たときに空港から乗せてもらったベンツタクシーのドライバーから名刺をもらっていたので、彼に電話することに。彼は日本語はもちろん英語もほとんど話せなかったので、ホテルのフロントから電話し、英語の通じるホテルの従業員に間に入ってもらいながら、明日の送迎を手配した。部屋に戻り、荷物をまとめ、明日に備えた。明日は4:00amホテル発だ。

これからまた旅が始まるわけなんだけど、なんだかみんなと別れるのが寂しい。

2006年12月26日火曜日

Day4 満腹台北観光







12/26(火) 昨夜から、一人旅は一時中断。 今日はみんなでバスに乗って市内観光。あれこれ回ったけど、基本的につまらなかった。ただ、その中でもインパクトがあったのは、中正紀念堂という蒋介石の巨大な銅像が内部に 置いてあるモニュメント。とことんでかい!タージマハルレベルのでかさだ。もちろんタージマハルのほうが凄いけど。なぜにこの独裁者がこうやって祀られているのか?実際、現地の人の中にはこの独裁者のことを良く思っていない人も多いらしい。日本統治時代のほうが良かったと言う人もいるようだ。それにしてもでかい!その後訪れた廟や、お寺やら、故宮博物院…どれも俺の趣味には合わずつまらなかった。故宮博物院は世界的にも凄いところらしいが、どうやって興味を持つか、どうやっておもしろいと 思えばいいのか、一生懸命努力はしてみたけど、惨敗。午前中には、ツアーで義務付けられている お茶屋さんで中国茶を一通り堪能。もちろん何も買わず。ただ、お茶の説明をしてくれたおばちゃんの口上が絶品だった。ツアーの昼ごはんは台湾料理レストラン。午後もバスに乗ってる時間が多く、夕食時にはほとんど腹が減っていない。その状態で中華料理ディナー。メインは北京ダック。フォアグラを作るためにとことん太らされるガチョウのごとく どんどん食べた。おいしいものばかりだったが、結局は苦しんで、本日のツアーは終了。

いまいちだった市内ツアーのリベンジのために夜は台北101という世界一高いビルへ夜景を見に行った。ニューイヤーイベントの準備のため野外展望台へは上がれなかったが、地上500メートルの迫力は凄い。さらにエレベーターも凄い。89階まで一気に 40秒もかからず上ってしまう。 展望室からの夜景といい、エレベーターの速さといい、どれも気持ちが悪くなるほどの迫力だった。明日は自由行動。 何人かのメンバーと一緒に台北郊外へ出かける予定だ。

あ~、まだ腹がきつい。 こうやって低めのいすに座っている姿勢が何よりもつらい。

2006年12月25日月曜日

Day3 熱烈歓迎







12/25(月) 本日は、職場の一団がここ台北やって来る。 夕方には空港へ行き、同僚達を出迎える予定。とりあえず昨日よりは早めに起きて、 ホテルをチェックアウト。フロントに荷物を預けて、 近くの食堂で朝食。今日は鶏肉飯(ケイローファン?)。120円。 鶏肉を茹でて、裂いたものをご飯の上に乗せ、 そこにたれをかけたもの。これもまた美味い。 その後はネットカフェで、日本をこれから発つ一団に メールを送る。 今日はクリスマス。 「何か特別なこと」を…と思いつつも、 どうやらクリスマスという日は一人ではどうすることも できないことに気づき、今日は仲間の出迎えに 専念することに決定。

午後、今日から3泊するホテル台北フォーチュナーへ移動し、一足先にチェックイン。その後街を軽く散歩し、部屋に戻り、机上にあったお盆に敷いてある大き目の紙を使って同僚一団を迎えるためのウェルカムボードをウケ狙いで作成。気づいたらもう16:00近くになっていたので、 外へ出て、遅めの昼ごはん。
17:00前に空港へ向かうバスに乗った。空港で、一足先に関空から到着していた奈良県出身の 同僚とまずは合流成功。その30分後、北海道からの一団13人が到着。力作のウェルカムボードで熱烈歓迎。

今夜はみんなで士林夜市という巨大な夜市へ。いくつかのグループに分かれて、夜市を食べ歩き。 まずはフレッシュジュースにトライ。 ひととおりのフルーツジュースはおいしかったが、 ニガウリ入りの健康ジュースはやばかった。ところでこのジュースには氷が入っていたので、少し心配だったが、今のところ大丈夫だ。次は牛肉麺の店でテーブル席を陣取り、周りの店からあれこれと 料理を買ってきて、みんなでつまんだ。一人ではできない夜市の楽しみ方だ。牡蠣入りお好み焼き(みたいの)、魯肉飯、 牛肉麺、などなど…。遅めに昼を食べた俺も、ついさっき機内食を食らったみんなも、ついつい食べてしまう。デザートに杏仁豆腐。ひととおり夜市を満喫した後は、いよいよ足裏マッサージ。一人500元の30分コース。まずは足湯で足を清め、マッサージの開始。5人で横に並び各々マッサージを受ける。 基本的に自分はこの程度じゃ痛くはないだろうと油断していたところ、敵の親父(マッサージ師)が本気モード。所々、ものすごーく痛い!! ほかのメンバーももがき始めた。あちこちで変な声を上げ、もだえ苦しむ。だけど気持ち良い。さらにマッサージ師たちは多少日本語が話せて調子が出てきたら、ギャグや下ネタをどんどん飛ばして盛り上げてくれる。面白くて、痛くて、気持ちのいいひと時だった。

こうして中間達と共にクリスマスの夜を楽しく賑やかに過ごすことができた。

2006年12月24日日曜日

Day2 孤独なイブ






12/24(日) 今朝はゆっくりと起きて、昼から台北駅付近の街を散策。 今日はクリスマスイブ。どう過ごそうか。 通りがかった食堂で魯肉飯(ジーローファン?)という肉そぼろかけご飯を食べる。 茶碗一膳で80円。美味い。クリスマスイブランチ。 その後、作戦タイムがほしかったので、道端で座っていた 英語が通じそうな白人に、ネットカフェの場所を聞き、 ネットカフェへと向かう。 一通りメールチェックをし、台湾の観光情報収集。 この後の台湾での予定を考える。 しかしイブの今日は何をすればいいのか…。 結局今日の「特別な何か」は決まらず外へ。

若者の街、西門を歩く。東京のことはよくわからないが渋谷のような感じ。とにかく若者であふれかえっている。 そのまま華西街夜市へと歩いていく。 途中、腹が減ったのでスーパーでミロのウェハースを購入。 まだ足りなかったので、通りにあった店で胡椒餅と呼ばれる 肉まんを買って食べる。中身は胡椒味の豚肉と葱。 120円。美味い。 夜市につくと、各店が今夜の開店の準備をしている。 さらに夜市の中を突き進むと、毒蛇や、亀などを水槽に入れて ディスプレイしている店が何件も見えてきた。 これらの店では蛇や亀などのゲテモノを食べさせてくれる。 そんな店を通り過ぎ、台北で最も古い寺、龍山寺へ。 境内は参拝客で埋め尽くされていた。 彼らは皆、手に2~3本ずつ長い線香の棒を持ち、 それぞれお参りをしている。 とにかく皆真剣にお参りしている。 物凄い数で。クリスマスイブに。

寺を出た後は、いったんホテルへ戻り、休憩。 何も「特別なこと」を見つけられないまま、 夕食へと向かう。台北で有名なお茶屋さん(茶芸館)「竹里館」。 ここで茶葉をふんだんに使った料理のコースを頼んだ。 茶葉と一緒に煮込んだ肉、茶葉と一緒に炒めた海老、 竹筒に入ったご飯…全て、お茶に合う、お茶がおいしい料理。 こうしてイブのディナーを孤独に楽しみ、イブの夜終了。 今日は結局とことん街中を歩き回って終わってしまった。 明日は職場の職員旅行団と合流する。 これでしばらくは孤独から開放される。 ありがとうサンタさん。

Day1 出発








12/23(土) 今日はとうとう出発の日。まずは台北を目指す。千歳空港の外はかなりの雪。いやな予感。 今回の台北までのフライトは香港で乗換えがあるのだ。 しかも俺に与えられている時間は1時間。 除雪のためだの、機体整備のためだのでもたもたされると 乗り換えの便に間に合わない。 でもこの旅の日本からの往復のフライトは全てキャセイパシフィックなので、 同じ航空会社だから恐らく便の振り替えはスムーズであろう。 案の定1時間以上遅れで搭乗開始のアナウンスが流れた。 搭乗待合室は中国人だらけ。・・・「そういえば中国人は並ばない人種なんだ」やばい。 やはり彼らは並ばない。並べない。アナウンスと同時に 搭乗口に殺到。搭乗係の人にチケットを渡さず、 そのまま機内へ流れ込む。なんなんだこいつらは。 あーだめだ。俺はこういうのに一番ストレスを感じる人種。 でもあの状況では日本人でも並ばないかも。ま、いいや。

離陸後しばらくしてアナウンスが流れた。 「本日は機体を急遽変更したため、皆様には温かいお食事が用意できませんでした。その代わりに北海道のお弁当をお配りします。」おもしろい。機内食を期待していたわけではないが、 香港行きの国際線でサーモン・カニ寿司弁当。おもしろい。 香港に到着した時点で乗り換えの便はすでに出発済み。でも香港ではキャセイのスタッフが親切に対応してくれて、 無事に次の便に振り替えて乗ることができた。 台北に到着したのは1:00amを過ぎていた。 もうバスなどない。声をかけてきたタクシードライバーと 値段交渉し、タクシーでホテルへ。ベンツのタクシーで。 夜中に到着するのであらかじめ日本から電話で予約を入れておいた安いビジネスホテルにチェックイン。部屋に入ったら、すでに2:00amを過ぎていた。 近くのセブンイレブンで水とお菓子を買って、 この日は終了。